ハラルとは元々、イスラム法によって「許されたもの」を意味します。
食べ物や行動・行為、服装などといった生活全般において指標ともいえるべきものです。
ビジネスとしてのハラルの場合は「イスラム教の教えに則って認められた食品や商品」のことを指すことが多いです。
日本でも、在住イスラム教徒や訪日ムスリム観光客の方々が増えるにつれて、ハラルに対する需要が高まっています。
(*ムスリム=イスラム教徒を指すアラビア語です)
シェフティのハラル事業
ハラル事業とは、「イスラム教徒の方々が安心して利用できる商品やサービスを提供すること」です。
具体的には、食品や飲料、化粧品、医薬品、旅行サービスなど、様々な分野でハラル事業が展開されています。
弊社におけるハラル事業の内容としては、以下になります。
- ハラル食品の企画・製造・販売
Made in Japanのハラル食品の企画・製造・販売を行っています。ムスリムの方々が安心して食事を楽しめる商品を販売しています。 - ハラル旅行サービスの提供
ムスリムの方々向けのツアーや宿泊施設・レストランのマッチングを行っています。ハラル食材を飲食店に提供することでムスリムの受け入れを行ったり、礼拝ができる場所を用意するなど、ムスリムの方々が快適に旅行を楽しめるような環境を整えています。
イスラム教徒の方々に安心して利用できる商品やサービスを提供することで、日本におけるハラル市場の拡大に寄与しています。
また、ハラル事業はイスラム教徒だけでなく、ベジタリアンやヴィーガンなど、特定の食生活を守る人たちにも需要があります。
弊社では、ハラルと共にベジタリアン・ヴィーガン向けの商品やサービスも提供しています。
ハラルとムスリムフレンドリー
ハラル認証という制度があります。
対象となる商品・サービスがイスラム法に則って生産・提供されたものであることをハラル認証機関が監査し、一定の基準を満たしていると認証書が発行される制度です。
日本国内には十数以上のハラル認証機関があると言われています。
これらの認証機関からハラル認証を取得すると、商品やサービスに「ハラル認証」を明示できます。これをハラルマークと言います。
例えば、日本語のわからないムスリム観光客が日本に来て商品を手に取った際、その商品がハラルかどうかわかりません。
しかし、その商品にハラルマークがあると安心して購入することができます。
ハラル認証にはそうした大きなメリットと役割があります。
一方、ムスリムフレンドリーという言葉があります。
ムスリムフレンドリーは、商品やサービスを提供する側が”ムスリムの方にも問題なく利用いただける”として呼称しているものになります。
第3者による審査や認定がないので、ハラル性は提供する側で担保することになります。
日本では、ハラル認証を取得していない「ムスリムフレンドリー商品/サービス」も数多くあります。
ムスリムの方々も、認証は取得していなくてもムスリムフレンドリーで大丈夫、と考える方もいらっしゃいます。
ハラル=ハラル認証、ではなく、ハラルかどうかの判断はあくまで消費者側になるということです。
シェフティのハラル事業は、ハラル認証もムスリムフレンドリーも混在しています。
状況・環境に応じて、適切な方法を選んでいます。
お気軽にご相談ください
弊社シェフティは2013年からムスリム市場に取り組んでいます。
日本国内のみならず、イスラム圏への輸出も行っており、豊富な経験も有しています。
国内におけるムスリム向けサービスやハラル関連商品の輸出に関してご検討をされている事業者様、お気軽に弊社までご連絡ください。